親睦行事(~2018年12月14日)
京都大学工学部衛生工学科の創立60周年を記念し、スポーツやリクリエーションなどの各種親睦行事と表彰式を含む親睦会を開催した。平成30年5~12月の間に8種目を実施することができた。例年、研究室対抗のスポーツ大会が、院生委員らが中心となり開催されてきており、今回の親睦行事はこれを拡大する形で、院生委員らを中心に企画、運営をお願いした。通常のスポーツ大会は、大学院生のみの参加であるが、今回の行事には教員、技術職員、研究室の事務員の方々、学部生など幅広く参加を募ることで、交流を深めることを目的とした。
ソフトボール、バレーボール、フットサルは、桂キャンパスに移転後から、例年開催してきており、キャンパスから離れた会場にもかかわらず、多くの方々にご参加いただくことができた。将棋、麻雀、キャップ投げ(ペットボトルのキャップを指ではじいて的に当てるゲーム)、ゲーム(e-スポーツを中心とした大型スクリーンを使ったゲーム)、ボーリングには、研究室の垣根を越えた交流があり、特に競技がはじまると同時に、和気あいあいとした空気が、どの種目にも流れていた。
種目の成績は原則として、企画していただいた院生委員が定める採点方法に従い、研究室対抗戦とした。これを親睦行事実行委員会が表2のルールにより採点、集計することで、優勝(一位)、準優勝(二位)、会長賞(三位)を決定した。優勝は110ポイントを獲得した高岡研究室で、準優勝が90ポイントの酒井研究室、会長賞が80ポイントの藤井研究室であった。賞品はビールやお米など、研究室の皆でさらに交流が深まるものを実行委員会で選定した。
これら親睦会行事の表彰式を、平成30年12月14日の親睦会の中で実施した。親睦会でははじめに田中宏明実行委員長から、開会のご挨拶があった。はじめに衛生工学科の沿革をご紹介いただき、過去と現在における衛生工学の役目についてご紹介をいただきました。これらの流れを受けて、京都大学オンサイトラボアトリー設置や、本研究会の第40回シンポジウム「未来に向けた環境工学の挑戦」のご報告をいただき、将来の環境工学のビジョンについてお話を頂戴した。その後、院生委員が主催のビンゴ大会があり、皆様から募った豪華な賞品やウィットに富んだ賞品などを巡って、打ち解け合った雰囲気が会場内に流れていた。おいしい料理やお酒と共に言葉の壁を越えた交流が進み、高岡昌輝実行副委員長から、閉会の挨拶をいただいた。今後10年に渡る環境工学の使命や、さらなる教育研究の発展と、何よりこれらを支える親睦の大切さについてお話しを頂戴した。
親睦会実行委員会では、当初はやや盛り上がりに欠けるとの心配があったものの、院生委員らとの企画や、親睦行事への参加を通じて、変わりゆく時代における変わらない暖かな関係を再認識することができた。これら親睦会には本会からもご支援をいただきました。ここに感謝の意を示させていただくと共に、世代や言葉の壁を越えた交流が、これからも続いて行くことを切に望んでおります。