京都大学オープンキャンパスで環境工学コースの実験実習公開(オープンラボ)を実施しました(2019年8月9日)

京都大学オープンキャンパス(2019.8.8-9)の2日目の8月9日(金)、工学部の紹介日に、地球工学科環境工学コースの紹介を兼ねた実験室公開(オープンラボ)を実施しました。場所は環境工学実験1(環境工学コース3年生前期専門科目)および環境工学実験2(同後期科目)の学生実験室(総合研究4号館地下)であり、公開時間は、9:30から16:30でした。

工学部地球工学科環境工学コースは、2013年より毎年、京都大学オープンキャンパスに参画し、本オープンラボを実施しています。当初は、京都大学オープンキャンパスのキャンパスツアー(工学部)の訪問先として参加していましたが、2016年からオープンキャンパスのガイドブックにも掲載されることとなり、ツアー以外の多数が訪問するようになりました。ただし本年度は、工学部のキャンパスツアーが工学部の紹介日とは異なる日(8月8日)となったため、キャンパスツアーには参加せず、一般の訪問者のみを受け付ける形となりました。

本オープンラボは、準備を含め10名の教員と9名の学部学生・大学院生が担当しました。公開内容は、(1)工学部地球工学科環境工学コースおよびその大学院の工学研究科都市環境工学専攻、地球環境学舎、エネルギー科学研究科の紹介、(2)環境工学実験の内容の説明(Poster)とデモ(リンの比色分析、琵琶湖植物プランクトンの顕微鏡観察、大腸菌群の計数、凝集実験、騒音の測定)、(3)ポスターを用いた卒業研究の研究内容紹介でした。

当日は、真夏の快晴で猛暑日となりましたが、公開開始の9:30から、多数の高校生らが訪問し、賑やかなオープンラボとなりました。訪問した高校生は、教員による環境工学コースの説明に熱心に耳を傾けるとともに、実験のデモにも主体的に参加しました。また、大学院生による研究の説明にも種々の質問をして、自身が大学に来て何が出来るのかをイメージしていました。

受付で氏名を記帳した訪問者は、高校生305名、中学生21名を含め354名でした。父兄(両親、兄弟姉妹)は12名の記帳でしたが、実際にはもっと多数の父兄が来場しており、実際の総来場者は500名程と予想されます。なお、高校生出身は、42都道府県に及び海外(フランス、韓国)からの参加者もありました。もっとも多かったのは、東京都からで43名、次いで大阪府の34名であり、京都府は意外に少なく19名で第7位でした。

オープンラボは地球工学科環境工学コースを高校生に紹介する良い機会であり、その内容に興味を持ち、今後、地球工学科への受験者が増え、将来環境工学を志す学生が増えることを期待したいと思います。

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